2008年11月4日火曜日

探索61日目おまけ日記。

さて、それでは行きますか。

その、続き。


「どうしたんだい、そんな顔をして。」

 ……

「そうだね、みんな変わってないよ。
 まだそんなに日も経ってないしね。
 …もちろんこの『島』だけに、『外』よりは格段の変化があるんだけどね、うん。」

 ……

「気持ちは分かるよ。
 …そういうの、『浦島太郎のような気持ち』って言うんだよ。」

 ……?

「昔話だよ。
 助けた亀に連れられて、楽園に行った男のお話。
 いい事をして、ただ少しだけ我を忘れてしまって、
 結果として、時間からこぼれ落ちてしまった男のお話。」

 ……

「理不尽だよね。
 最終的に、彼は時を刻む人生を望み、老いを取り戻したけど。」

 ……

「自分だけが別の時の流れに在るのは、ひどく孤独だよ。
 …彼も、此処に戻った時、それを感じたんじゃないかな。」

 !

「まして、不老不死など。
 …どれほどの孤独なのだろうね。」

 ……

「ああ、
 『それ』は、別にしんみりする必要はないんじゃないかな。
 …どちらかといえば、によによと見守っていたい類の話なんだけど。」

 ……?

「ひとりだからこそ耐えられぬ孤独、って事だよ。
 ま、これは余談。」

 ……

「とにかく、
 今の君は不安定だからね、いろんな意味で。
 望む姿と実際の姿との差を、ボールさんOSでアシストしてる状態。
 だから表情が上手く制御できなかったり、自分でも思わぬ反射行動が出たりする。」

 ……

「そ、要するに、まだまだ未熟ってことだよ。
 今は焦らずに、ゆっくり馴染ませて行こうじゃないか、うん。」


















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日記に間に合わなかった分。

この先かい?
何も考えてないよ、うん。

出たとこまかせ。
そんな、アドリブ人生。

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