その、続き。
「どうしたんだい、そんな顔をして。」
……
「そうだね、みんな変わってないよ。
まだそんなに日も経ってないしね。
…もちろんこの『島』だけに、『外』よりは格段の変化があるんだけどね、うん。」
……
「気持ちは分かるよ。
…そういうの、『浦島太郎のような気持ち』って言うんだよ。」
……?
「昔話だよ。
助けた亀に連れられて、楽園に行った男のお話。
いい事をして、ただ少しだけ我を忘れてしまって、
結果として、時間からこぼれ落ちてしまった男のお話。」
……
「理不尽だよね。
最終的に、彼は時を刻む人生を望み、老いを取り戻したけど。」
……
「自分だけが別の時の流れに在るのは、ひどく孤独だよ。
…彼も、此処に戻った時、それを感じたんじゃないかな。」
!
「まして、不老不死など。
…どれほどの孤独なのだろうね。」
……
「ああ、
『それ』は、別にしんみりする必要はないんじゃないかな。
…どちらかといえば、によによと見守っていたい類の話なんだけど。」
……?
「ひとりだからこそ耐えられぬ孤独、って事だよ。
ま、これは余談。」
……
「とにかく、
今の君は不安定だからね、いろんな意味で。
望む姿と実際の姿との差を、ボールさんOSでアシストしてる状態。
だから表情が上手く制御できなかったり、自分でも思わぬ反射行動が出たりする。」
……
「そ、要するに、まだまだ未熟ってことだよ。
今は焦らずに、ゆっくり馴染ませて行こうじゃないか、うん。」
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日記に間に合わなかった分。
この先かい?
何も考えてないよ、うん。
出たとこまかせ。
そんな、アドリブ人生。
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