2008年5月4日日曜日

無題。

テキストネタは難しいとの自戒を込めて。
あと、登場演出とかもね。
アドレス全角半角間違うとか、何度やらかすんだろうね、僕。



ニフルヘイム怨み節


乙女の胸を膨らますのは 夢や希望と人はいう
 ならば儚いこの胸は 幸の薄さの証でしょうか

いずれ芽を吹く私だからと 願い続けて早二十歳(はたち)
 いやさ、まだまだ成長期 叫ぶ心の虎落笛(もがりぶえ)

凍る路面に転び泣く 子を抱き起こし、たしなめる
 泣くな幼子これしきで ぎゅうと子どもを抱きしめりゃ

「痛いよ、おねえちゃん 肋骨が」


ニフルヘイムに吹く風は 今日も全てを枯れさせる
 厳しく貧しい土地だから 育ったこの身も貧しいか

ニフルヘイムの盆地には 春は来ないと申します
 せめて小高い丘ならば 誰かの目に留まるのでしょうか



ときめく心を例えるに 『胸が弾む』と人はいう
 ならば動かぬこの胸は 凍る心の証でしょうか

豊かでなくともいいのだと そういう男はペドフィリア
 病んだ心の説く声にさえ 揺れる私は正気でしょうか

ニフルヘイムの涙雨 とどむる術を知らなくて
 眼(まなこ)あふれて頬つたい 顎から直に地に落ちる

遮るものなど 何もなく


ニフルヘイムの盆地には 今日も吹雪が吹き荒れる
 荒れる怒りが熱ければ 火を噴く山にもなれたろに

ニフルヘイムに振る雨は 凍てつき雪に変わり果て
 全てを白く覆いゆく 平らに等しく起伏なく



「貧」ではないの「微か」なの そう慰みに呟けば
「微生物の微であるか。 顕微鏡なら見えるかね?」



ニフルヘイムの大地には 春は来ないと申します
なれど遥かなこの島ならば 望みはあるといえまいか

望みはあるといえまいか




闘技大会で出会った皆様、構ってくれて本当にありがとうね。
力及ばず弄れなかった子達、次こそはがんばるからね。

特に、淡雪君とか。




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